DXを駆使した在宅高齢者の栄養改善のためのシステム開発
自己学習の手段が豊富にある一方で、食事の取り方や栄養バランスのとり方を知らない方が低栄養状態に陥ることがあります。特に在宅医療を受ける高齢者のうち、4人に3人が低栄養状態にあると言われています。低栄養状態は、医療・介護の必要性を増し、その先に病気の治癒やADL・QOLの向上を阻害する大きな社会問題となっています。 我々は、ビジョンである「高齢者の健康を保ち全ての世代が『笑顔』になる社会を創る」を実現するため、ミッションである「テクノロジーを活用して、新しい『健康体験』を創る」を掲げ、バリューである「未来の世代に責任を果たす」を実践し、DXを駆使した在宅高齢者の栄養改善に取り組んでいます。
栄養改善の「結果」を何よりも大切に、重要な手段の一つである訪問栄養指導の質・効率をDXにより向上させます。最新のテクノロジーを駆使して栄養状況をリアルタイムで把握し適切な栄養改善に繋げます。
低栄養状態を改善し、元気で豊かな社会を創造するため、DX 2.0から3.0、そしてそれ以上の未来に向けて事業を展開していきます。

ー「EiyoHub」栄養指導業務支援ー
「全ての世代を笑顔にする」ビジョンを掲げる当社は、「テクノロジーを用いて新しい健康体験を創る」ミッションのもと、「栄養士・管理栄養士サポートアプリ」を開発しています。このアプリは、高齢者の健康維持を支援する栄養士や管理栄養士が、栄養補助食品の栄養素検索や腎機能などの計算を効率的に行えるように設計されています。
当アプリは、栄養士・管理栄養士の日々の業務・栄養指導の効率化を目的としています。業務負担を軽減することで、管理栄養士が患者に向き合う時間を増やし、栄養指導の質を向上させ、栄養状態改善に向けた効果的なサポートを提供します。
当アプリの優位性は、現場で働く栄養士・管理栄養士への綿密なヒアリングにより、業界内のニーズを熟知した設計とサポートを提供することです。これにより、未来の世代に対する我々の責任を果たし、高齢者の健康維持に革新的な健康体験を提供することが可能になります。
〜主な機能一覧〜
・栄養補助食品の栄養素検索
・各種ガイドライン検索・閲覧
・計算機能
以下の種類の計算が可能で、これらの計算結果は、栄養士・管理栄養士のアセスメント入力や報告書作成に役立てることができます。
・腎機能(eGFR: 推定糸球体濾過量)
・BMI(Body Mass Index)
・標準体重計算
・基礎代謝量
・ハリスバネディクト式によるエネルギー消費量の計算
・必要水分量の自動計算(提供栄養量を入力すると必要栄養量との充足率も計算されます)
・MNA-sf(Mini Nutritional Assessment-Short Form)スコアの計算
・エネルギー消費量の推定(膝高からの推定値)
・EAT-10(Eating Assessment Tool)による食事嚥下評価
・質的栄養不足スクリーニング(MUSTスコア)の計算
・必要エネルギー摂取量(Total Energy Expenditure, TEE)の計算
・理想的なタンパク質摂取量の計算
私たちは、この「栄養士・管理栄養士サポートアプリ」を通じて、全ての世代が健康で笑顔になれる社会を創造することに貢献します。未来の世代に責任を果たすために、私たちは革新的なテクノロジーを用いて、新たな健康体験を創出します。